恋ンロッカー

箱入り娘の「あの庫」と恋をする
恋愛シミュレーション型コインロッカー

先日、友人と大阪駅から帰る途中、友人がコインロッカーの場所を忘れてしまい大変そうでした。
大阪駅は関西人でも迷う「迷宮」として有名で、構内の至る所にあるコインロッカーから自分が荷物を預けた1つを見つけ出すのは至難の業です。

そんなコインロッカーの場所を忘れない方法を考えているうちに、1つの企画が思いつきました。
しかしJR西日本さんからは仕事が来ていないので、あったことにします。

依頼内容

JR西日本さんからの依頼は「大阪駅のコインロッカーが多すぎて分かりづらくなっている問題を解消したい」というものでした。

現状、大阪駅のコインロッカーには「A-2」や「E-3」という具合に、無機質なアルファベットと数字で区別されています。
また見た目も同じもので統一されているので、かなり無機質。

そこで私はコインロッカーに人格を持たせ、キャラクター化していく企画を提案しました。
その名も「恋ンロッカー」です。

企画概要

このコインロッカーはそれぞれを女性キャラクターの住む部屋に仕立て、彼女たちに会いに行く感覚で荷物を出し入れできます。
そのため扉のデザインはマンションの扉になっており、中を開けると可愛い女性キャラクターが住んでいるイラストが描かれています。

また、使用するたびに親密度が上がる恋愛シミュレーションゲームの要素を組み込みました。
利用回数が増えるほど、キャラクターと仲良くなり、アナウンスの音声にも親しみが出てきたりします。

そうすることで、一度使った利用者は「さっちゃんが待っている…!」と愛着を抱くので、リピーターになりやすくなります。
つまり、これまで「価格」や「場所」などの機能価値でしか選ばれなかったコインロッカーに、「恋愛感情」や「愛着」という情緒的価値をもたせることが可能になったのです。

定期利用者向けの「婚姻ロッカー」

恋ンロッカーの定期利用を申し込むと、ロッカーと婚姻関係になる「婚姻ロッカー」が楽しめます。
そこでは恋愛関係では味わえないオリジナルストーリーや、音声を聴くことができます。

もしこのフォーマットが当たれば「アイドルマスターシリーズ」や「ウマ娘」など、大物IPとのコラボもできるかもしれません。