陰謀論麻雀

陰謀論を作って「ロン」をする
麻雀型ボードゲーム

私は昔から都市伝説の関暁夫さんが大好きです。

小学校の頃から関さんの本を読んで丸暗記してはクラスの友人に都市伝説を語り、高校ではパソコンの授業で「この学校はフリーメイソンが設立した」という架空の都市伝説を解説する資料を作成したりしていました。

そんな私が抱える最近の悩みは「いつか陰謀論にハマってしまうのではないか?」ということです。
普段は都市伝説をエンタメとして楽しめていますが、ふと街中で「目」のマークを見つけたりすると「ここにもフリーメイソンが…?」と本気で考えたりする瞬間があるのです。

「どうすれば陰謀論にハマらないんだろう?」と考えている中で、1つの企画が思いつきました。
誰からも依頼はされていませんが、あったことにしようと思います。

依頼内容

麻雀の情報サイトを運営する「麻雀王国」さんからの依頼は「麻雀人口を増やすために手軽な麻雀ゲームを考えてほしい」というものでした。
私も学生時代に少しやった程度ですが、麻雀って少しアングラなイメージがあったり、ルールに加えてあがるための「役」を覚えなければならなかったりと、少しハードルが高かったりします。

この問題を上手く解決して大ヒットしたのが「ドンジャラ」ですよね。
麻雀の牌をドラえもんのキャラクターにすることで、ルールや役を単純化して大人から子供まで楽しめるようにしたのです。

私はこの成功事例をベースに、今の時勢に合わせた「陰謀論麻雀」というゲームを考えてみました。

企画概要

「陰謀論麻雀」は10個の牌に書かれたワードを組み合わせて陰謀論を完成させるボードゲームです。

牌に書かれているのは「ワクチン」や「宇宙人」「フリーメイソン」といった陰謀論によく使われるキーワード。
あがるための陰謀論は複数作ることができますが、1つの陰謀論につき3個以上の牌を使わなければならず、1つの陰謀論に使えた牌の最大数がプレイヤーのポイントとなります。

不要な牌を捨てたり、新しい牌をツモりながら、10個すべてを使って説得力のある陰謀論が語れると思った時に「論(ロン)」と言って牌を倒します。

牌のキーワードを左から順番に使いながら陰謀論を語り、プレイヤーとは別にいるゲームマスターが「成り立っている」と判定すれば勝利となります。

このゲームをプレイするうちに「この牌に書かれているキーワードには気をつけよう」と感じたり、「陰謀論って簡単に作れてしまうんだ」と思うことで、陰謀論への免疫もついていくことでしょう。

信じるか信じないかは、あなた次第です。