ここ最近、仕事で屋外広告の企画をする機会が増えました。
そのために過去事例をかなり漁ったのですが、その中でも印象的なのが「キンカン」の広告。
虫さされ薬「キンカン」の広告が渋谷駅地下をジャックし話題になっている。「#若者に売れたい」と訴える広告と、キンカンの黄色いボトルを模した巨大柱巻き広告が若者の街・渋谷で展開され、そのメッセージ性やインパクトある見た目から写真投稿などが相次いでいる。キンカンは金冠堂(東京都世田谷区)の主力商品だ。広告は若年層への認知度向上を目的に、2021年6月21日から7月4日まで掲出される。黒ボトルにアルファベ
柱巻きを上手く使って巨大なキンカンボトルを再現しつつ、「#若者に売れたい」という切実なメッセージでネットウケの良いオチが付けられています。
そんなキンカンさんですが、実は2018年から若者向け広告は実施してきたそう。
もしかするとまだ広告企画を求めているかもしれません。
というわけで勝手にキンカンの若者向け広告案を考えてみました。
依頼内容
キンカンさんからの依頼は「若者にだけ刺さる広告を考えてほしい」というものでした。
2021年に話題となった「#若者に売れたい」は自虐ネタとして幅広い層に刺さって話題になりましたが、今回はさらにターゲットを狭めて若者にだけ刺さるようにしたいとのこと。
そこで私は若者にだけ聞こえる「モスキート音」を使った広告を企画しました。
企画概要
このデジタルサイネージからは小さな音で「モスキート音」が流れていて、広告のメインコピーには「キーンと聴こえた若者のみなさん」と書かれています。
モスキート音なので若者にしか聴こえず、音に気づいた人がサイネージを見ると「自分は若いんだ」と気づくと同時に、自分に向けたメッセージが書かれていることを知ります。
そしてボディコピーにはモスキート音にかけて「蚊の音が聴こえる季節になりました。虫刺されにはキンカンがオススメです。」というシンプルなメッセージを入れました。
記事によるとキンカンの若者向け広告は夏場に出すそうなので、この企画が春までに担当者へ刺さることを祈ります。